痩せますか死にますか

自分を客観視するために書く。昔のこととかADHDの子供との生活のこととか。

在籍校での指導について

学校でジッとしていられない子供。

様子を教えてくれる電話は月に2回以上はもらっていて

大体は30分以上話し込んでいる。

 

授業は気分で抜けだし課題も連絡帳も持って帰ってこない。

オトナと同じような扱いを子供が望むので反抗的であるとも見られている。

通級指導の場ではごく少人数のためそのような勝手な行動についてはスグに時間をかけて注意ができるため

また注意や指導の仕方も徹底されているためか、反抗的であるという話は特に聞かれない。

 

先日からイヤなことがあると学校を早くに抜けだしてしまうということが多くなってきた。

他害をすることはなくなってきたけれど、別の形でまた問題は出てきている。

 

先日は先生がわざわざ家庭訪問に来てくれて、子供も傍らで話を聞いていた。

それでも、また、学校を早くに抜けだし再び電話をもらう。

 

抜けだした理由を聞くと

帰りの会が遅くまでかかるから、友達との約束に間に合わない。だから早く出て行った」

と理由を話してくれた。

が、あまりにも自分勝手で衝動的な行動だった。

理由自体は通っているので怒ることはできない。

なので、なぜ帰りの会が遅くなるのか、その理由を聞いてみる。

 

「他の男子がふざけていて、中々帰りの会が始まらないからだ」

(他の男子、という言い回しではなく○○と○○がふざけてて席につくのが遅いからだ、という言い方で、他の男子などと身の回りの人を自分の中でカテゴリ分けすることはできていないようだ)

 

けれどそこで通級指導の「クラスメイトの注意は先生がする」というルールに縛られ

本人も「自分が注意しても言い合いになるだけだから言わない」と少しの予測はできるようになっていた。

これはかなり成長したんだろうな、と感じた。

 

私が子供に伝えたのは、先生も新しく先生になったばかりなのだから皆が協力しないといけないということと

そのためにはまず、自分が見本になるように早く席に着くようにしてはどうか、という提案はしてみた。

自分ではできないよ、と言ってはいたけれど普段から在籍校の担任に負担をかけてばかりなのだから、自分が思い通りにならないときはどうしたら状況が改善できるのかという提案をとりあえずでも耳にいれてくれたことが家庭内でも大いなる進歩だと思った。ちょっと自画自賛なところではあるのだが。

 

忘れ物問題は一向に解決されないけれど、それは短期記憶の弱さもあり仕方の無いことだと思う。

その対策としてメモ書きを持たせたいが、どうにも書字に問題があるように見られるので今はこまめにメモをすることを習慣化させること、そもそも文字を頻繁に書かせること自体に難儀している。

 

ただ、そのまま社会に出られるのかといえば、そういうワケには当たり前だけどムリだ。

目標は社会生活をきちんと送り自活できるようになること。私はそれを念頭に置き子育てをしている。

そのために必要なことは勉強ができることではなく、コミュニケーションに関する部分が多くを占めるので、そこに注力を注ぎたいと思っている。

 

以前も書いたかも知れないけれど私の生活する地域には情緒学級の固定級はない。

いまの状況はと新任である先生の手に余っている、つまり在籍の普通級では生活は成り立っていない。

小学校もある程度の協力はしてくれていると思うけれどスクールカウンセラーADHDのプロではない。

スクールカウンセラーも手に余っている、と感じている。

(一度SCと面談したことがあったけれど、困っているという当時の現状を伝えられるばかりだった)

 

小学三年生になる息子だが、まるで幼稚園児かそれ以下のイヤイヤ期から情緒面では成長できていない部分が大きいのだろうな、と思う。

そう考えるとますます普通級での対応ではまず難しいだろうな、とより強く感じるようになった。

通級学級も置いていない学校での指導なので情緒障害のプロが誰一人いない。

このままでは、悪い状況になるとすべてが息子のせいになってしまうような空気ができてしまうのではないか、と感じるようになった。

 

昨日は、なんでこんなに当たり前のことができない、ということで電話をもらいこんなにも時間をかけないといけないのだろう、と電話を切った後に情けない気持ちでいっぱいになってしまった。

これは、このままでは普通級で過ごすことはきっとムリだと思ったので私は情緒学級の固定級を探し、引っ越しも視野に入れて動いていこうと思った。