痩せますか死にますか

自分を客観視するために書く。昔のこととかADHDの子供との生活のこととか。

ダニエルエイメンの、分かっているにできない脳1を読んだ。

ADDは6タイプあることが書いてあった。
脳SPECT検査という脳の血流(=脳の機能している部分をダイレクトに検査出来る検査技術方法)について詳細に書かれていてさっそく関東でSPECT検査を受けられる病院を探してみた。
が、SPECT検査はほとんどが痴呆症の検査に使われるもののようでADD(ADHD)に対応している病院はほとんどなかった。

まだ問い合わせすらしていないので具体的な病院名は伏せるけれど、検索すれば一件一発で見つかると思う。

うちの場合はシングルマザーということもあり、離婚に関してだけではなくその他複雑な生育歴があるので、セラピーも受けている。
ADHD自体がどの程度生活に「困り」をもたらす原因になっているのか、その割合はどうなのか、ということは検査で分かるものであればハッキリさせたほうが
対応策も絞られてくるので検査は(金銭面で負担が大き過ぎなければ)受けさせようと考えている。

「わかっているのにできない」脳〈1〉エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み

「わかっているのにできない」脳〈1〉エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み


この本には、脳SPECT検査を受けることによってタイプを分類することによるメリットが書かれている。
その他にも余談としてバイオフィードバックという、人間の体のもつ力を自分の意思でコントロールする方法があり、訓練をすれば実用に耐えうるメソッドの一つだという紹介もされていて、とても興味深く読むことができた。

また、SPECT検査をする環境になくても詳細なチェックリストを運用することによって6タイプADDのうち、どこに当てはまるのかの検討をつけることができるので検査をしていない今の段階ではことチェックリストを学校と共有して運用して行きましょう、と学校の担任の先生とお話することもできた。

「わかっているのにできない」脳〈2〉エイメン博士が教えてくれるタイプ別ADD対処法

「わかっているのにできない」脳〈2〉エイメン博士が教えてくれるタイプ別ADD対処法

チェックリストを運用後、こちらのタイプ別対処法を片っ端から試してみることで、子供自体の生活も、関わってくれる先生のストレスも軽減することができるのではないか、と考え、運用して行く方針が決まった。

ビジョントレーニングもいいかも知れないけれど、もっと根本的な脳の働きについて対応策を練ることができるのでADHDの対応に悩む人には非常に有用で読むべき本だと強く感じた。

学校は、学校の決まりに子供を当てはめることについて「どうすれば良いのか」と相談をしてくる。
それは教育者としては当たり前のことなので、できる限りの情報をあつめ、親と学校での落とし所をきちんと決めていかないといけないし、方針が決まったからといってヨカッタヨカッタと終わるコトではないのだ…。

知識を入れたり、同様な環境の人に愚痴るのももちろんガス抜き的には必要だけれど、関わってくれる人と相談し、誰のために何をするのか、ということを明確にし何度も話し合い方向修正をして行くことの大事さをここのところ本当に身にしみて感じている。

まだまだ、困ったな〜、は山ほどあるけれど、それはまたこのブログでも読んでくれた人が嫌な気持ちにならない程度に愚痴らせてもらおうと思う。